ソルメイトソックス

おすすめ残糸ソックス 5選 / 環境にやさしいサステナブル靴下

今回は、廃棄されてしまうモノを有効活用して、アップサイクルして作られたサステナブルな靴下をご紹介します。製品を作っているときに出た、残ってしまった(余った)糸でできた「残糸ソックス」や、中古衣料などの廃棄物からできた「リサイクル糸で編んだソックス」など、さまざまなサステナブルなソックスがありますので、詳しく見ていきましょう!

Solmate Socks(ソルメイトソックス)

ソルメイトソックスを履いた様子

ソルメイトソックスは、マリアンヌ・ウォーカーリンの“Life’s too short for matching socks.”(人生は靴下を左右揃える暇がないほど短い)というシンプルなアイデアから、2000年に誕生しました。B Corp™認証を取得しています。製品は「生産過程から出た廃棄物」と「中古衣料から作ったリサイクル糸」を使用して編んでいます。原料の廃棄繊維はこまかく裁断され、染料や染め直しをせずに再紡糸しており、これらのリサイクル糸は、Global Recycling StandardとOeko-Tex認証を受けています。

製品はすべて、アメリカ・ノースカロライナ州にある自社工場で製造しており、その工場で働く従業員を大切にし、生活賃金と寛大な医療給付を支払っています。またソルメイトはアメリカの慈善団体を通して、家族支援団体、難民センターやホームレスシェルターなどへ靴下を寄付しています。

ソルメイトソックス 公式ホームページ

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わざわざの残糸ソックス

長野県の山の上にある、パンと日用品の店「わざわざ」が販売する『わざわざの残糸ソックス』は、靴下を作る中で出た残り糸を使っています。ウールやポリエステル、コットンなどの素材糸があり、色もさまざま。品質は良いのに、やむを得ず焼却されてしまうこともあるという糸を、どうにか利用して商品化したいという想いから、靴下が誕生しました。

小ロットの糸で靴下を作っているため、色は選べませんが、2足1000円とお手頃な値段です。バイカラーの色合いや、一色タイプがあります。毎回何が届くのか、楽しみになる靴下のお買い物です。

残糸の足袋ソックス(軍手工房)

手袋製造などを行う軍手工房がつくった、木綿織物の工場から出た残糸を使ってできた足袋型のソックス。使っているのは、織物用の糸のため編物用の糸に比べて糸の撚りが強くて、強度が高いという特徴があります。残糸なので、色合いや柄はランダムとなり選ぶことはできませんが、その風合いも素敵なのがこの残糸ソックスです。足袋型なので、サンダルや足袋ブーツ、足袋スニーカーに合わせられます。靴下の長さは、足首の長さでくるぶしより上までくるので、洋服のコーディネートもしやすいベーシックな長さになっています。

オッドソックス 足袋タイプ(軍手工房×宮田織物)

odd socks(オッドソックス)は、宮田織物の布地作りに使っている綿の残糸で作った靴下です。宮田織物はデザインから裁断、縫製まで全てを自社で生産していて、作務衣や甚平、婦人服と様々なモノづくりを行なっています。靴下は色鮮やかで、1枚1枚色柄が異なる不揃いのデザイン。レッド系とブルー系とに分かれています。

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ウィンターパイルソックス(有限会社巽繊維工業所)

制作過程で出た残り糸で作られたウィンターパイルソックスは、日本に数台しかない編み機で編まれています。ざっくり編まれている靴下なので締め付けがなく、ゆったりとリラックスしたい時に履きたい靴下です。分厚いパイル生地なので、冬の寒い日に履くと暖かく過ごせます。素材は、綿、アクリル、ポリウレタン、ナイロンなど組み合わせはまちまちです。

まとめ

アップサイクルとは、廃棄物や不要なものを、より良い品質の新しいものへと作り替えて価値を高めることを言います。今回ご紹介したどのソックスも、今まで捨てられてしまっていたものを利用して作られています。残糸やリサイクル糸でできた靴下は、一足一足色どりが異なって、個性的な雰囲気のあるデザインが楽しめます。ネットでお買い物をしたときに、どんな色柄の靴下が届くのかワクワクする靴下です。

私はソルメイトソックスを持っているのですが、毎回ソルメイトソックスのカラフルな靴下を履くと、明るい気分になります。(靴下に穴が空いてしまった時は、ダーニングでお直しするのがおすすめです。)

アップサイクルされた糸からできた靴下だからこそ出来るオシャレを楽しんでみませんか?

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