サンゴに優しい日焼け止め

サンゴにやさしい日焼け止めを選びませんか? / 環境に優しいUVケア

紫外線は1年を通して降り注ぎ、特に4月から9月は紫外線量が多く肌への影響も強くなります。紫外線ダメージによるシミ、ソバカス、しわなどを防いで肌を守るためには、日焼け止めを毎日きちんと塗ることが大切です。

実は日焼け止めの中には、海洋生物やサンゴ礁に悪影響を及ぼす成分が入っているものがあるので、日焼け止めを選ぶときは成分に注意する必要があります。そして成分だけでなく、パッケージはプラスチックフリーを選ぶことも環境に配慮する上で重要なポイントです。多くの日焼け止めはプラスチック容器に入っていますが、海に流れ込んだ「海洋プラスチック」や「マイクロプラスチック」が生物や自然環境、人間に取り込まれると、様々な悪影響を及ぼすおそれがあります。

日焼け止めは、肌につけるものなので人に優しく、そして私たちの暮らす地球環境に優しいものを選べたら良いですよね。今回は、海洋生物やサンゴ礁にやさしい、「プラスチックフリーの日焼け止め」の選び方をご紹介します。

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砂浜に落ちているマイクロプラスチック

日焼け止めの選び方

夕日の沈む海岸に座る女性

紫外線(UV)とは

太陽の光には、目に見える「可視光線」と目に見えない「赤外線」や「紫外線」が含まれています。地表に届く光の中で最も波長が短いのが紫外線です。紫外線は波長の長い方からA、B、Cの3つに分かれています。UV-Cはオゾンなどの大気層で吸収され地表には届かないのですが、UV-AUV-Bの2種類は地表に届き、肌に影響を与える原因となっています。

紫外線の図出典:気象庁:紫外線とは

波長の長いUV-Aは、皮膚の奥深く真皮まで到達します。UV-Bに比べて肌への影響は少ないのですが、紫外線を長い期間浴びて蓄積すると肌のハリや弾力が失われ、たるみやシワを引き起こす原因となります。

一方、UV-Bは波長が短いので肌の真皮まで到達はしません。しかし、肌表面の細胞を傷つけるなど肌に強いダメージを与えます。日焼けによって肌が赤くなったり(炎症反応)、赤くなったあとメラニン色素が沈着して肌が黒くなったりして(色素沈着反応)、シミやそばかすの原因となります。
紫外線UVと肌

SPFとPAとは

向日葵

紫外線から肌を守るためには、UV-AとUV-Bの対策をする必要があります。日焼け止め商品に記載しているSPFとPAは、紫外線を防ぐ効果を表す指標です。

SPFはUV-B対策に

SPFとは「Sun Protection Factor」の略で、短時間で赤く炎症するUV-Bを防止する効果を表します。SPF1〜50+は、日焼け止めを塗った場合と塗らなかった場合とを比べて、UV-Bの炎症をどのくらいの時間防げるのかを表しています。数値が高いものが効果的で、SPF50+が最大値です。

PAはUV-Aを防ぐ

PAは「Protection Grade of UVA」の略で、肌の弾力を低下させるUV-Aを防止する効果を表します。PA+からPA++++の4段階あり、「+」の数が多いほど防止力が高くなります。最大値はPA++++です。

サンゴにやさしい日焼け止めとは?

珊瑚礁

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤

紫外線を防ぐ成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類あり、販売されている日焼け止めにはどちらか一方のみまたは両方とも配合されているものがあります。この2種類の成分は以下のように働きます。

紫外線吸収剤

「紫外線吸収剤」はケミカルとも呼ばれ、化学的な仕組みで紫外線のエネルギーを吸収して紫外線を熱エネルギーなどに変え、紫外線が与える皮膚細胞への影響を防ぎます。

紫外線散乱剤

「紫外線散乱剤」はノンケミカルとも呼ばれ、物理的な仕組みで肌の表面で紫外線を反射(散乱)させて、紫外線から守ります。

サンゴにダメージを与えるのは「紫外線吸収剤」

海洋生物やサンゴ礁に悪影響を与えるのは、紫外線吸収剤(ケミカル)です。オキシベンゾン、オクチノキサートという紫外線吸収剤は、サンゴの白化を引き起こすという研究結果が出ています。これらはパラオハワイなど多くの地域で禁止されています。

そのため、サンゴを守るためには紫外線吸収剤の入った日焼け止めの使用は控えて、ミネラル由来の酸化亜鉛や二酸化チタンを含むノンケミカルの日焼け止めを選ぶことが大事です。

サンゴに優しい日焼け止め バームタイプ 

サンゴに優しい日焼け止め

サンゴに優しい日焼け止めとは

naturalshopの「サンゴに優しい日焼け止め」は、赤ちゃんでも安心して使える100%天然成分の日焼け止めです。配合されているノンナノ粒子 & ゴマ種子油、ヤシ油、シア脂などがお肌のターンオーバーを助け、バリア機能が整った健やかな肌を保ちます。香りは、ラベンダーやユーカリなど4種のリラックス効果を高める効果のある精油を使用。60%以上の保湿美容成分が配合されているので、乾燥が気になる方におすすめの日焼け止めです。

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使ってみた感想・レビュー

サンゴに優しい日焼け止めの缶の中サンゴに優しい日焼け止めのクリームは、白色でツヤがあります。少し硬めのクリームなので、体温で溶かすとようにクリームの表面に指を滑らしたら取ることができました。ココナッツオイルやシアバターが配合されていることもあり、とてもしっとりしています。保湿効果があるので乾燥しやすいという方は、この日焼け止めを化粧下地として使うと、メイクの乾燥予防ができて良いでしょう。(白いクリームなので、肌色がほんのり明るく白くなります。)

サンゴに優しい日焼け止めを塗った状態肌につけると、ラベンダーやユーカリなどの爽やかな香りが漂います。私はアロマオイルの香りが好きなので、心地よく感じました。香りは塗布してから15分程度で消えて気にならなくなります。缶の大きさは約5.5cm(44g)とコンパクトなので、リキッドタイプと比べると量が少なく感じますが、クリームを指に少量とるだけでも、広範囲に伸ばすことができるので割と長く使えそうだと思いました。

サンゴに優しい日焼け止め バームタイプ /ウォータープルーフ
<効果> 
SPF50+ UVA☆☆☆☆
<成分> 
ゴマ種子油、酸化亜鉛(ノンナノ)、ヤシ油(ココナッツオイル)、ミツロウ、シア脂、ホホバ種子油、ラベンダー花油、セイヨウハッカ油、ユーカリ葉油
<容器> アルミ
<オフの仕方> 石鹸とぬるま湯で洗い流せます。

ALL good サンスクリーンバター 

allgood日焼け止め

ALL goodのサンスクリーンバターとは

ALL good(オールグッド)のサンスクリーンバターは、オーガニック認証を取得した日焼け止めです。ココナッツオイルベースなのでクリームの伸びが良いので肌につけやすく、配合されているカレンデュラ(トウキンセンカ花エキス)という保湿成分が、紫外線でダメージを受けた肌を修復し、落ち着かせてくれます。

ALL good 公式WEBストア

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使ってみた感想・レビュー

allgood日焼け止めの缶の中ALL goodのサンスクリーンバターのクリームは、サンゴに優しい日焼け止めに比べると黄味がかった色で、表面に凹凸があります。缶の大きさはサンゴに優しい日焼け止めと変わらない約5.5cm(28g)なので、化粧ポーチに入れても場所をとらず、携帯用に便利なサイズです。

allgoodの日焼け止めを塗布した状態テクスチャーはやわらかくて伸びが良く、肌につけたあとのつけ心地はさらっとして軽く、ベトつきません。特に香りがないので、日焼け止め独特の香りが苦手な方にとっても使いやすい日焼け止めクリームだと思います。

ALL good サンスクリーンバター spf50+
<効果> 
SPF50、 ウォーターレジスタントタイプ(耐水時間80分)
<成分> ヤシ油※、酸化亜鉛、ミツロウ※、ホホバ種子油※、トウキンセンカ花エキス※、トコフェロール(※オーガニック認証成分)
\ALL good サンスクリーンバター/
\ALL good ティント サンスクリーンバター/

まとめ

夏のレジャーシーズンに活躍する日焼け止めですが、毎年6千〜1万4千トンの日焼け止めが海に流れ込んでいます。日焼け止めに含まれる化学物質は、サンゴや魚、海洋生物に悪影響を与え、その食物連鎖で人体にも影響を及ぼす可能性があるという報告も出ています。

お店で販売されているから大丈夫だろう、と疑問に思わないまま使っていたという方も多いのではないでしょうか。私も今回紹介した商品を知るまでは、そこまで成分を気にすることなく日焼け止めを買っていました。実はダイビングライセンスを取得するほど海が好きなのですが、この事実を知ったときに衝撃を受け、サンゴや熱帯魚の美しさを守りたいと強く思いました。また日焼け止めに含まれている化学物質は血液中に取り込まれることも分かっています。これについては、はっきりした問題は分かっていませんが、できればお肌と環境にやさしい日焼け止めを選びたいですよね。

これから日焼け止めを買うという方は、今回ご紹介した内容を参考にしていただけたら嬉しいです。

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