6月に入るとお店に並ぶ、青梅。この時期になると、自家製の梅干しや梅酒、梅シロップなどをつくる梅しごとがはじまります。今回ご紹介する青梅でつくる「梅シロップ」は、とても簡単にできる保存食です。梅シロップでつくる「梅ジュース」は、梅の爽やかな酸味のある味わいで、疲労回復、夏バテ防止、美肌効果があります。これからの暑い夏の時期や、疲れている時にオススメの飲み物です。
梅シロップは、料理やお菓子づくりにも使えます。おかずにもジュースにもなる、使い回しの効く便利なシロップです。新しい調味料やジュースを買い足さなくて済み、食べるだけで健康にも良いです。お財布にやさしくてゴミも減らすことができて、メリットがたくさんあります。
それでは、ステキな効果がたくさんある「梅シロップ」の作り方をみていきましょう。
梅シロップの効果&効能
疲労回復
疲労は、活性酸素による酸化ストレスによるもの。梅シロップに含まれる「クエン酸」には、抗酸化作用があります。抗酸化作用により老廃物を排出して、代謝を促し、血液の酸化を防ぎます。
美肌効果
梅シロップに含まれる「クエン酸」には、新陳代謝を高める働きがあるので、お肌の老化を防ぎます。
冷え性を解消
「クエン酸」には、血液をきれいにして血行を良くする作用があります。血液が全身に行きわたることで、冷え性の改善につながります。
食欲増進
甘酸っぱい梅は、胃液や唾液の分泌を促進し、食欲を増進させます。風邪や夏バテで食欲がないときに、梅シロップがおすすめです。
梅シロップの作りかた
材料
- 青梅… 1kg
- 砂糖… 1kg (氷砂糖、三温糖、上白糖など)
- 保存瓶… 3L〜4Lの大きさ
作り方
手順
- 保存瓶をきれいに洗ってから、熱湯消毒またはアルコールで拭きます。しっかり乾燥させてから使いましょう。
- 梅のヘタをひとつ一つ竹串で取り除きます。
- ボウルなどを使って梅を水で洗います。(かなり青い梅の場合は、2〜3時間梅を水につけて「アク抜き」をします。黄色い梅はアク抜き不要です。)
- 梅の水気は保存食によくありませんので、清潔な布巾やキッチンペーパーで、きちんと拭き取ります。
- 梅をお皿の上に広げて、1時間ほど乾かします。
- 保存瓶の中へ、梅と砂糖をだいたい均等となる量を目安に、交互にいれていきます。
- 梅と砂糖の入った保存瓶を冷暗所で保管し、1日2〜3回保存瓶をゆすって混ぜます。
- 1週間ほどすれば、梅のエキスがあがってきますので、混ぜるのをやめて冷暗所に置いておきます。
- 1ヶ月〜1ヶ月半ほど経ったら、梅がしわしわになったら取り出してシロップだけにします。
- 完成です。冷蔵庫で保存すれば、1年ほど楽しめます。
梅ジュースの作りかた
梅ジュースの作り方は、とっても簡単です。梅シロップと水や炭酸水とを、1:4くらいで割って、できあがりです。濃さは目安なので、お好みで調整してください。梅シロップは、かき氷のシロップとして、そのままかけても美味しいです。
梅シロップを使ったレシピいろいろ
まとめ
我が家では、6月に入ると梅シロップをつくる梅しごとが恒例の行事となっています。6月に仕込むと、ちょうど暑くなる頃にシロップができあがるので、暑さで疲労を感じているときや食欲のない時に、梅ジュースを飲んでリフレッシュしています。
材料も少なくて済みますし、保存期間も冷蔵庫であれば1年持ちますので、冬は梅シロップをお湯で割って温かくして飲んでいます。風邪などで調子が悪い時に、これを飲むと爽やかな酸味が程よくて、すこし元気がでるような気がします。
とっても簡単な梅しごと「梅シロップ」づくりを、はじめてみませんか?