【PR】蔦哲一朗監督 最新作『雨の詩』2022年11月12日劇場公開!静寂なき現代にあらわれた“魔術的映画体験”

  • 2022年10月18日
  • PRESS

第33回マルセイユ国際映画祭 招待作品『雨の詩』(監督:蔦哲一朗)が、2022年11月12日(土)に劇場公開されます。

『雨の詩』は、“魔術的映画体験”へと誘うノスタルジックかつ四次元的な映像作品。都会から移住したジンと地元民テラが主人公。2人は「アースシップ」という環境への負担軽減が期待されるオフグリッドハウス(公共のインフラを必要としない建物)に住み、自然環境に配慮した自給自足生活を送ります。デジタルが主流になった今もフィルム撮影を貫きつづける蔦哲一朗監督は、今回の最新作でも16ミリ白黒フィルムを使い神秘的な映像に仕上げています。

 雨の詩 公式サイト

映画『雨の詩』のストーリー

自然に配慮した生活をするジンとテラは、雨水をろ過し生活 用水に変える循環機能をもった「アースシップ」という家に住みながら、自給自足の生活に挑んでいる。

都会から移住し てきたジンは、地元民のテラから狩りなど田舎での暮らし方を教わり、文学や詩を楽しむように自然を理解していく。自分たちで野菜を作り、自然の中で生きることに意義を感じていたふたりだったが、次第に関係がギクシャクし始めていたのであった。

『雨の詩』監督 蔦哲一朗

1984年生まれ・徳島県出身。上京して東京工芸大学で映画を学び、2013年に徳島・祖谷(いや)地方を舞台にした映画『祖谷物語-おくのひと-』を35㎜カラーフィルムで制作。東京国際映画祭をはじめ、トロムソ国際映画祭(ノルウェー)で日本人初となるグランプリを受賞するなど国内外で数多くの映画祭に出品され話題となった。また、BFI(英国映画協会)が2020年に発表した各年を代表する日本映画において、2013年のベストワン映画に選出。その後、祖父である池田高校野球部元監督・蔦文也のドキュメンタリー映画『蔦監督-高校野球を変えた男の真実-』を発表。地元・徳島への貢献と、映像を通して自然の美しさを伝えることをテーマに活動している。現在は新作長編映画『黒の牛』を2023年公開に向け準備中。

『雨の詩』作品情報と上映劇場

作品情報

  • 作品名:『雨の詩』(英題:Song of Rain)
  • 公開: 2022年11月12日(土)
  • 監督: 蔦哲一朗
  • 出演: 須森隆文、寺岡弘貴

上映劇場

都道府県劇場名
東京​ポレポレ東中野
大阪シネ・ヌーヴォ

まとめ

今回試写会にご招待いただき、映画を視聴させていただきました。白黒フィルムの絶妙な光と影のバランスが織りなす美しい世界と、まるで自分が映画の中にいるような自然界の臨場感あふれる音に、最初から最後まで映画に引き込まれて観ていました。想像を膨らませる映像の素晴らしさはもちろんですが、人間界(生活音)の音と自然界の音の調和もとても美しいので、耳を澄ませながら観ていただきたい作品です。

映画に登場する「アースシップ」とは、タイヤや空き缶、空き瓶などの廃材をアップサイクルし、その土地で手に入りやすい素材を使って作られた家です。太陽光や風力といった自然エネルギーを活用し、雨水をろ過して飲水などの生活用水として使用、生活排水は植物を育てるのに使ったりと、自然環境に配慮した工夫が至るところになされています。

ジンとテラのアースシップで過ごす自給自足の生活をみていると、どこか懐かしいような気がするし、でも新しい気もする、そんな不思議な感覚になります。自然に囲まれた自給自足の生活がありありと描かれているので、いつか自給自足の暮らしがしてみたいと思っていた私にとっては自分の暮らしを見直す良いきっかけとなる映画でした。

昨今ではプラスチックごみ問題が注目されていますが、それ以外でも利便性を追求した人間活動が原因で、気候変動を引き起こしたり生物多様性を脅かしたりしています。この映画を見て、「人間は自然とどう生きるべきか」を考えてみませんか?

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