アメリカに住んでいた頃よく食べていた「ファラフェル」がどうしても食べたくなり、先日都内にあるイスラエル家庭料理レストラン”Ta-im”へいってきました。
今回はレストランのレポートと、ファラフェル・レシピをご紹介します。
「ファラフェル」は100%植物性なので、ベジタリアンやヴィーガンの方にもおすすめの食べ物です。
ファラフェル / Falafel
ファラフェルは、ひよこ豆やそら豆に、パセリやコリアンダーなどハーブやスパイスを加えて丸め、油で揚げた中東風コロッケです。すり潰されたひよこ豆(そら豆)がカリッと香ばしく、中はふわっとハーブやスパイスでしっかり味付けされていて満足感がある食べ物です。
しかも100%植物性なので、健康志向の方やベジタリアン、ヴィーガンの方も安心して食べられます。
食べ方は、タヒニソースをファラフェルに添えてピタパンにはさんだり、サラダにトッピングして食べるのが一般的です。
イスラエル家庭料理レストラン / Ta-im(タイーム)
先日、ランチタイムに地中海イスラエル家庭料理Ta-im(タイーム)丸の内店へ行ってきました。
こちらのレストランでは、ギリシャやイスラエルなど中東の広い地域で食される伝統料理「フムス」をはじめとするイスラエルの家庭料理を提供しているレストランです。
Ta-imの本店は、恵比寿にありますが、今回私は丸の内店へ行ってきました。
店舗はビル地下の様々な飲食店が入るフロアにあります。地中海を思わせるような、青と白基調のデザインで、席数も30席ほどと小さく、カフェのように落ち着く店内となっています。
(画像▶︎Ta-im丸の内店:入り口)
今回は、プレートメニューの中にある「ファラフェルプレート 1,400円(税込)」を選びました。内容は、ファラフェル4個、フムス、ポテト、サラダ、ピタパン2ピースをのせたワンプレートと、スープがついたバランスの良いランチプレートとなっています。
(画像▶︎ファラフェルプレート1,400円(税込)、ピタパンは1枚4ピース220円(税込)で追加オーダーできます。)
フムスは、ひよこ豆、ごまペースト、オリーブオイル、ガーリック、レモン汁、塩を混ぜ、すりつぶしてペースト状にしたもの。ピタパンや野菜につけて食べます。ペースト状なので口触りがなめらかで、ひよこ豆のほんのりした甘さとコク、ガーリックの香りとレモン汁の酸味が食欲をそそるペーストです。
ファラフェルは、カリカリふわっとしていて、しっかりとした味付けで満足感があり、スープもハーブやスパイスの風味が心地よく、とても美味しくいただきました。各テーブルに置かれていた「スクッグ」という中東のソースも美味しかったので、コリアンダーがお好きな方は試してみていただけたらと思います。
お店のファラフェルやフムス、ババガヌシュ、ピタパンなどは単品でテイクアウトが可能なので、自分でつくって食べることもできます!
(画像▶︎Ta-im丸の内:店内の様子)
ファラフェル レシピ
ファラフェルは、自宅でも簡単に作れます!ファラフェルはヘルシーなのに腹持ちがよく、満足感のある一品です。ぜひ、ご自身のレシピメニューに加えてみてください。
材料:ファラフェル20個分
ファラフェル
- 乾燥ひよこ豆… 240g
- タマネギ… 1/2個
- パセリ(みじん切り)… 大さじ2(24g)
- パクチー(みじん切り)… 大さじ2(24g)
- 塩… 小さじ1
- にんにく… 4かけ
- クミンパウダー… 小さじ1
- 小麦粉… 大さじ4〜6
- ファラフェルを揚げるための油
タヒーナソース
- 練りゴマ(白)… 大さじ3
- レモンの絞り汁… 大さじ1
- にんにく(すりおろしたもの)… 少々
- 塩… 少々
作り方
- ひよこ豆を大きなボウルに入れ、ひよこ豆の上から5センチほど覆うように十分な冷水を加え、一晩浸して水を切ります。
- 水切りしたひよこ豆と玉ねぎを、フードプロセッサーの容器に入れて細かくつぶします。そこにパセリ、コリアンダー、塩、ニンニク、クミンを加え、粒がザラザラと少し残る程度に細かくする。
- 小麦粉大さじ4を上から振りかけ、生地が手にくっつかず、小さなボールを作れる程度のやわらかさになるまで小麦粉を加えます。新しいボウルに移し、冷蔵庫で2〜3時間冷やします。
- タヒーナソースの材料を混ぜ合わせ、ソースを作る。
- 冷蔵庫で冷やしたひよこ豆の混ぜ合わせたものを、クルミほど(2~3cmくらい)の大きさに丸める。
- 深めの鍋で8センチ位のオイルを190度に熱し、1つのファラフェルボールを油の中にいれてテストします。もしボールがバラバラになったら、小麦粉を少し加えます。次に各面で数分間、茶色になるまで、一度に約6個のファラフェルを揚げます。
ペーパータオルで油を切り、ピタパンの半分にファラフェル、お好みで刻んだトマト、玉ねぎ、ピーマン、野菜のピクルスを詰めます。 - タヒーナソースをファラフェルにかけて、できあがり!
ファラフェルの食材別 / 主な栄養素と効果
ひよこ豆
たんぱく質、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、食物繊維
<効果・特徴>
ビタミンB群はむくみや疲れ、ストレスによるイライラを落ち着かせ、ビタミンEは、抗酸化作用があり老化防止効果があります。食物繊維も豊富で、お腹の調子を整えます。
たまねぎ(1/2個:89g)
ビタミンB6、ケルセチン、硫化アリル
<効果・特徴>
タマネギには硫化アリルが含まれ、ビタミンB1の吸収と活性化を促す作用があるとされています。ケルセチンは、活性酸素を取り除く抗酸化作用と抗炎症作用があり、アレルギー症状の緩和に効果があると言われています。
パセリ
ビタミンA、ビタミンK、ビタミンC、βカロテン
<効果・特徴>
ビタミンKは骨の形成を促し、骨粗鬆症の治療薬としても使われています。βカロテンは、抗酸化作用や、皮膚や粘膜の健康を保ちます。
クミン
ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンE、鉄分
<効果・特徴>
鉄分は貧血の予防になり、ビタミンEは抗酸化作用があります。クミンにはクミンアルデヒドという芳香成分が含まれていて、食欲増進の効果があります。
まとめ
ファラフェルを提供するレストランは、少しずつ増えており、外出先でも食べられるようになりました。
自宅で作ってみたいという方は、今回記載したレシピを参考に是非つくっていただけたら嬉しいです。ファラフェルは、野菜や豆を使用した栄養満点で健康的な食べ物です。油であげるので、油っぽいものが苦手という方は、オーブンで焼いて料理しても召し上がれます。
ファラフェルには、お好みの野菜やピクルスを添えて、ピタパンやサラダと一緒に是非召し上がってみてください!