ゆで卵は、サラダやお弁当の彩り、卵サンドイッチやタルタルソースの材料と、さまざまな活用方法がある便利な食材です。
しかし、「素手で殻をきれいに剥くのは難しい」「白身が殻に付いてボコボコになってしまう」など、面倒に感じる方は多いのではないでしょうか。卵の殻剥きに時間がかかるとストレスですし、クレーターのようなゆで卵では見栄えも悪いですよね。
今回は、特別な道具を使わずに簡単にできる「ゆで卵の殻の上手な剥き方」をご紹介します。少し工夫するだけで驚くほど時短になるので、「殻剥きが面倒だから」と今までゆで卵料理を避けていた方は必見ですよ。
ゆで卵の上手な剥き方

ゆで卵をきれいに剥くコツは、剥く前のひと手間にあります。卵と鍋さえあれば特別な道具不要で簡単にチャレンジできますよ。
それでは、必要な材料と作り方を見ていきましょう!
準備するもの

ゆで卵をつるっと剥くのに必要なものは、以下のとおりです。
- 卵
- 鍋

作り方
1. 沸騰したお湯に卵を入れ、黄身が好みの固さになるまでゆでる
ゆで卵を好みの黄身の硬さになるまで、ゆでます。7〜8分で半熟、10〜12分で固ゆでになります。湯量の目安は、卵がすべて浸かる高さです。
卵を勢いよく鍋に入れると殻にヒビが入ってしまうので注意しましょう。レードル(お玉)に卵をのせてゆっくりお湯に入れると割れにくいですよ。


2. ゆで終わった卵を冷水で冷ます
ゆで終わってすぐの卵は熱いので、冷水に浸けて冷まします。素手で触れる温度になるまで待ちましょう。
時短したい場合は、氷水を使う方法もおすすめです。



3. 卵の上下を叩き、ヒビを入れる
まずは卵の上と下を机などで軽く叩き、殻にヒビを入れます。
「上下両方にヒビを入れる」という点がポイントです。

4. ヒビを入れた箇所の殻を少しだけ取り、上から水を流す
次に、ヒビを入れた上部の殻を手で少しだけ剥がし、一部白身が見える状態にします。

その後、殻を剥いた部分に上から水を細く流します。この工程を加えることで、殻と白身の間に空気が入り、ラクに殻が剥けるようになりますよ。

5. 残りの卵の殻を剥く
あとは残った卵の殻を剥くだけです。白身が殻にくっつくというストレスがなく、「つるっ」ときれいなゆで卵を作れます。
個人差はありますが、今回の卵の殻剥きにかかった時間は、1個につき20秒ほどでした。
少しのテクニックでゆで卵作りを簡単に

ゆで卵の殻を剥くときに「ヒビを入れた殻の上から水を通す」というひと手間を加えるだけで、殻剥きがぐんとラクになります。特別な道具を使わなくても、つるっときれいに剥けるだけでなく、殻が細かく散らばらずに白身と分離させることができるので、後片付けも簡単です。残った殻の掃除が簡単なのも嬉しいポイントですよ。
今までゆで卵の殻剥きが面倒だと思っていた方や、少しでもゆで卵を使った料理にかかる手間を削減したいと思っていた方は、ぜひ今回ご紹介したテクニックを試してみてください。