「ワイシャツやTシャツにポケットをつけて、新しいシャツへ生まれ変わらせてみませんか?」
元々ポケットのないシャツなら新しくポケットを付けたり、すでにポケットがあるシャツなら古いのと取り替えたり新しいポケットを足してアレンジすると、今まで着ていたシャツが新鮮に感じて、以前とは違ったファッションを楽しめるようになります。
今回ご紹介するポケット付けは、小さい生地があればOKで作り方も簡単という、初心者の方にもおすすめのプチ・リメイク方法です。それでは、パッチポケットの縫い方を見ていきましょう。
シャツに胸ポケットをつけてアレンジ
これから紹介するシャツポケットはベース型となっていますが、お好きな形で作っていただいて大丈夫です。nunocoto fabricさんで無料型紙をダウンロード(URL:https://book.nunocoto-fabric.com/38473)できるようですので、型紙作りに不安な方は利用されてもいいかもしれません。
またYoutubeではパッチポケットの作り方が紹介されています。動画を参考にすると作りやすいでしょう。Senjyu工房さんの「【洋裁基礎】パッチポケット~プロはこうやってる~」やnuilogさんの「【洋裁初心者向け】パッチポケットの作り方」はとても分かりやすいです。
準備するもの
- シャツ ワイシャツ、Tシャツ、ブラウスなど
- ポケット用の生地 約20cm〜30cm×約20cm〜30cm
(作りたいポケットの大きさにあう生地を用意します。)
\おすすめ裁縫箱/
\おすすめミシン/
作り方
1.パターンを作成して、生地を裁断する
まずはポケットのパターンを作成します。好きな大きさや形で作っていただいて大丈夫です。デザインが決まらない方は、私が作成した型紙サイズ(上画像)を参考にしてください。
縦 11.5cm×横 11cmの正方形を作図し、図の下へ2cm測ったところを結んでベース型にします。縫い代はポケット口の上部が3cm、その他は1cmです。
2.ポケット口を三つ折りしてアイロンをする
ポケット口を1cm折ってアイロンをしてから(上画像左)、また2cm折ってアイロンをして(上画像右)、三つ折りにします。
3.周りの縫い代を折って、アイロンをする
周囲の縫い代1cm折ってアイロンをかけます。両サイドから下部分の順で折ってアイロンをすると形がキレイに整います。
4.ポケット口の三つ折りを縫う
ポケット口を三つ折りした部分を縫ってから表に返すと、縫い代が出なくて綺麗に仕上がります。「2.ポケットを三つ折りにしてアイロンする」のとき、はじめにアイロンをかけた縫い代1cmはそのままの状態で、2回目に折った2cmの折り目を外側に畳んで中表の状態にします。
折り畳んだ部分を縫い代1cmで縫います。片側ができたら、反対側も同様に縫いましょう。縫い合わせたら、ポケット口以外の周囲にロックミシンをかけます。
5.シャツにポケットを縫い付ける
「4.ポケット口の三つ折りを縫う」で縫ったところを表に返したら、シャツに縫い付ける前に、三つ折りのフチにステッチをかけます(上図の①)。次にポケットを縫い付けていきますので、ポケットをシャツのつけたい場所に置いて(上図の②)、まち針で止めます。
まず、ポケット口のステッチの上から縫い始めていきます(下図の①)。ステッチの上からポケット口まで塗ったら、2針進み(下図の②)、縫い始めの位置まで斜めに戻り、縫い始めの縫い目と重なるように返し縫いをします(下図の③,(1))、返し縫いをしたらそのままポケットの周りを縫っていき、反対側のポケット口までいきます(下図の④)。そしたら2針進んで(下図の⑤)、ポケットのステッチの上まで斜めにつなぐように縫います(下図の⑥)。ステッチの上まで戻ったら、返し縫いをして完成です(下図の(2))。
シャツポケット・アレンジの完成例
これから紹介するアレンジの例は、夫の古着シャツを使って作ったものです。何年も着ていてちょっと飽きてきたということで、シャツ2枚のポケットを取り替えました。ポケットの色は、シャツと同系色にしても良いですし、または全く別の色柄でアクセントをつけても素敵になると思います。
1枚目の写真は、デニム風シャツへ赤白ドットのポケットをつけたものです。
2枚目の写真は、白シャツに黒い格子模様のポケットをつけたものです。
元々は共布のポケットが付いていたので、シンプルなデザインでしたが、ポケットを付け替えるだけで、また新しい雰囲気のシャツへと変身しました。
まとめ
今回ご紹介したようにポケットを付けるだけで、洋服に新しいエッセンスを加えられます。ポケットの付け方を知っていると、今の服に胸ポケットが欲しい時や、ポケットにシミ・汚れがついてしまった時、長年着ていた服が飽きてアレンジやリメイクしたい時などに役立ちます。
ご自身の服を、もっと楽しく長く着続けるための方法のひとつとして、今回の記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
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