買ったばかりのベッドシーツなど、まだ使えるのに破れてしまったということありませんか?我が家では、猫さんがベッドの上で走り回ってシーツに穴をあけてしまうということがあります。度々起こる穴あきにどう対処しようか考えた結果、「シーツの破れた箇所さえ直せば、普通に使える。買い替えなくて済む。」と思い、家にあるハギレと糸を使ってお直ししてみることにしました。
今回ご紹介する破れたシーツの補修方法は、ベッドシーツの他に、枕カバーや膝掛け、ハンカチなどの布ものに適用できますので、破れて穴があいてしまったものがあれば、試していただけたらと思います。
破れたシーツの補修方法
これから紹介する「破れたシーツの補修方法」は、まず始めに布で表側の穴をカバーしてから、裏側の穴をダーニングで隠すという順番でお直ししています。必要な道具は「糸と針」そして「土台」があればOKです。直線縫いだけなので、シンプルで簡単な作業ですので、初心者の方にもチャレンジしていただけます。
準備するもの
布で補修する時に使うもの
- 生地
シーツの穴よりも大きめに裁断します(縫い代1cm) 。今回は、1cmの穴に対して8cm×8cm(縫い代込み)の生地を使いました。あまり小さい布だと縫いにくいのと、個人的にはある程度大きさがあった方が可愛くでき上がると思っているのでそのサイズにしました。お好みで調整してください。
- 糸
- 針(あればミシンを使用)
ダーニングで補修する時に使うもの
- ダーニングマッシュルーム(こけしやボールでも可。)
- 糸(刺し子糸、刺繍糸など)
- 針
\こぎん糸/
補修のやり方
①布を裁断する
シーツの破れた部分を隠せるサイズの布を裁断します(縫い代1cm)。破れた箇所に対してあまり小さくなりすぎないようにしましょう。今回は約1.5cm×1.5cmの穴に対して、8cm×8cmのサイズで布を裁断しました。
②縫い代を折って、アイロンをする
裁断した生地の縫い代1cmを折って、アイロンをかけます。
③角の縫い代をカット
②で折り目がついた生地の角(4箇所)の縫い代をカットします。
④縫い代を再び折りたたむ
③で開いた縫い代を、再び折りたたみます。
⑤布端を縫う
裁断した生地を、破れたシーツの上に置いて布端のキワを一周縫います。
⑥シーツの裏側をダーニングをする
破れた範囲が広くて穴が気になる場合は、シーツの裏側にダーニングをして補修します。
⑦シーツの表側に刺繍をしてアレンジ
お好みで刺繍をして、可愛らしくアレンジしましょう。私は2色の糸で並縫いで刺繍をして仕上げました。
⑥〜⑦は動画で作業の様子をご覧いただけます。
⑧完成!
まとめ
ちょっとしたシーツの破れに使える補修方法をご紹介しました。補修に使う布は、できれば新しい布を買うのではなく、家にある古着やハギレを優先的に使いましょう。破れや穴の箇所によって、色々な布を使ってみたり刺繍でアレンジすると、唯一無二のオリジナルのシーツが出来上がります。
ご紹介した方法は、破れや穴の補修だけでなく、ベッドシーツや枕カバーなどのシミ・汚れ隠しにも使えますので、様々な寝具や布小物のお直しに使っていただけたらと思います。皆さんそれぞれの、素敵なお直しをなさってみてくださいね。
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