この記事では、過去にダーニングした靴下の様々な「ダーニング刺繍」をご紹介します。衣類の中でも靴下は穴があきやすいので、おろしたての靴下やまだ履ける靴下に穴があいてしまったということは良くあります。ダーニングのお直し方法を知っておくと買い替える必要がなく、今まで通り靴下が履けるようになるのでとても便利です。
それでは、これまでダーニングした靴下を参考にして、どんなダーニング方法があるのか見ていきましょう。
ダーニングの道具、準備するもの
- ダーニングマッシュルーム(土台)
- 糸
- 針
- ヘアゴム
- 糸切りばさみ
初心者の方は、本が1冊あると参考にしやすいでしょう。私がいつも参考にしている本は「野口光の、ダーニングでリペアメイク」です。
▼ダーニングの基本的なやり方や道具はこちらの記事をご覧ください。
今回は、手づくりのぬくもり溢れる「ダーニング」という繕い方をご紹介します。ダーニングは、服や布製品にあいた穴やほつれた箇所に、好きな布や糸をつかってデザインしたり、自由にアレンジして楽しむ刺繍のような「見せるお直し」です。生地を[…]
基本テクニック:四角いダーニング
四角いダーニングは、ダーニングの基本的なテクニックです。タテ糸とヨコ糸をかけていくなので、初心者の方はこのダーニングから試すのがおすすめ。右側のグレー靴下の黄色いダーニングが四角いダーニング。隣のピンクは三角形、ブルーはゴマシオです。左側のボーダー靴下は、四角ダーニングの応用編で変形した四角形になっています。
画像右側の靴下のダーニングのやり方は、Youtube動画で紹介しています。私が実際にダーニングしている様子はもちろん、ダーニングに必要な道具やコツについてもお話ししていますので、ぜひ参考にされてください。
Hakobu Living 四角いダーニングのやり方
小さなシミや汚れに:タンバリンダーニング
タンバリン型の刺繍は、小さな汚れ・シミがついた箇所におすすめのダーニングです。黄色い靴下の左右で、異なる色の刺繍を施しました。つま先にお花が咲いたような感じで、可愛らしく仕上がっています。靴下のかかと側はすり減っていたので、ハニカムダーニングで補修しています。黄色とピンクの糸を使ってやさしい色合いにしました。
\使った糸/
傷んだ生地に:チェーンダーニング
すり減って薄くなった箇所にチェーンダーニングをすると生地を補強できます。黒い靴下の左つま先にはチェーンダーニングの刺繍、右のつま先には四角いダーニングをして繕いました。チェーンダーニングは隙間を詰めるようにしてステッチをすると補強の効果が高まります。
すり減った生地に:ハニカムダーニング
ハチの巣のようなハニカムダーニングは、すり減った生地の補修や大きなシミ・汚れを隠すのに向いている刺繍です。メンズのボーダー靴下のかかとが擦り切れて穴があきそうだったのでハニカムダーニングの刺繍で補修し、靴下の足裏側のつま先には、それぞれゴマシオダーニングとチェーンダーニングで補修しました。糸を引っ掛けてしまった足首あたりと足の甲側のつま先には、四角いダーニングをしています。
まとめ
靴下を履いていると穴があいたり、擦り切れたり、シミ・汚れがついたりと様々な困りごとが起きますよね。私の場合は、新しい靴下を履いたその日に何かに引っ掛けて穴があいてしまったということもあります。ダーニング刺繍を知るまでは、ウエスとして再利用するしかできませんでした。
好きな糸で好きな形や色合いのダーニングをすると、今までとは違った雰囲気の靴下になって、自分だけのオリジナルな特別な靴下になります。ダーニングは針と糸と、あとはダーニングマッシュルームのような土台さえあれば誰でも簡単にできるお直しですので、今回紹介したダーニング刺繍を参考に、ぜひ挑戦していただけたらなと思います。
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