環境にやさしい「まな板」をご紹介します。天然素材のまな板は、お手入れをきちんとすればプラスチックのまな板に比べて数年長持ちするのが特徴です。プラスチック製のまな板は、お手頃な値段で手に入れることができますが、『エシカル』と『サステナブル』の視点から環境のことを考えると、使用を控えられたら良いですよね。
今回ご紹介するプラスチックフリーのまな板は、セルロース素材、木製、竹製でできたもの。ご自身のキッチンに合う「まな板」を探して頂けたらと思います。
epicurean(エピキュリアン)/ セルロース素材のまな板
epicurean(エピキュリアン)のまな板は、アメリカ製。天然木の繊維を合成した素材を使用して作られています。耐久性に優れ、包丁の刃にやさしく、まな板の耐熱温度は176℃なので食洗機でも洗えます。
表面は非多孔性で、水分や細菌の侵入を防いでくれて、清潔に保てます。
厚みは1cmほど。薄くて軽くて扱いやすいまな板です。
長時間水につけないように、洗った後はすぐに風通しの良い場所で、まな板の表面を乾燥させます。
epicureanのまな板は、S・M・ L・ LLサイズがあり、ご自宅のキッチンに合うサイズが選べます。
木製のまな板 / ヒノキと桐
自然素材の木製まな板は、自然ならではのやさしい木の香りと暖かみが感じられる、まな板です。包丁がまな板に触れると「トントン」という音がでるのも、醍醐味です。木素材は弾力性があるので、包丁の刃こぼれがしにくく、木の種類によっても特徴が異なります。
さらにFSC認証(管理された森林の木材と、その木材からできた製品を証明するラベル)がついた製品を選べば、より環境に配慮し自然環境を守る事につながります。
お手入れの基本方法は、
①使用する前に、まな板を水でよく濡らす
②使用後すぐに水で洗い流す
③たわしで木目に合わせて汚れを落とす
④油分や匂いが気になる場合のみに、洗剤を使用
⑤消毒をする場合は、汚れを落としてから熱湯消毒
⑥風通しの良いところで乾燥させます。
桧(ひのき)のまな板
ひのきの木は耐水性に優れていて、防虫・抗菌効果(国産ヒノキはこの防虫・抗菌効果のあるヒノキチオールがほとんど含まれていません)があります。
乾きが早くお手入れがしやすい素材です。
桐(きり)のまな板
桐は軽く、水キレがよく乾燥が早くて、カビにくい素材です。また抗菌作用が高く、防腐・防虫効果があります。
やわらかい素材のため傷がつきやすいので注意して使用します。
竹製のまな板
優れた抗菌・防臭効果のある竹。竹は成長が早く、サステナブル(持続可能)な自然素材です。
適度な硬さがあり、刃当たりがスムーズで素材が切りやすく、水切れがよくすぐ乾くのでカビも発生しにくいです。そして軽いところも、使いやすさのポイントです。
長時間水につけないように、使用したらすぐに洗いましょう。洗い終わったあとは、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させます。
まとめ
私は紹介したまな板の中で、epicurean(エピキュリアン)のまな板を使用しています。軽くて薄くて、キッチンのサイズにあったまな板を選べるので、重宝しています。
木製のまな板は、過去に使用した事がありますが、木の香りがほんのり漂い、「トントン」と優しい包丁の音が聞こえるところが好きです。木目がそれぞれ異なるのも、良いところですよね。お手入れをきちんとすることで、長持ちさせることができ愛着を深める事ができます。
料理が楽しくなるような、お気に入りの「まな板」を見つけてください。
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