夏にぴったりの水出しコーヒーは、コーヒーパックや水出しポット、ウォータードリッパーを使えば、自宅で簡単に作れます。なかでも水出しポットは、コーヒー粉を容器にいれて寝かせておくだけなので水出しコーヒー作りにおすすめです。使い終えたコーヒー豆とポットのお掃除もしやすくて、パックに比べてゴミを減らせるのもポイントです。
今回は、私が自宅で使用している「ハリオのコールドブリューコーヒージャグ」を使ったコーヒーの美味しい作り方と、使い終えたコーヒー豆の再利用方法をご紹介します。
水出しコーヒーとは?
水出しコーヒーとは、水で抽出するコーヒーのことです。お湯ではなく水で抽出するため時間はかかりますが、ホットコーヒーとは違う味わいが楽しめます。コールドブリューコーヒーとも呼ばれ、酸味や苦味がおさえられてまろやかで、香りに深みがあり、すっきりと飲みやすいコーヒーに仕上がります。
この水出しコーヒーの抽出方法は、元々はインドネシアで栽培された苦味のあるコーヒー豆を、美味しく飲むためにあみ出された技法です。
水出しコーヒーを作ってみよう! / 水出しポットを使えば簡単
ここではHARIO(ハリオ)の コールドブリューコーヒージャグを使って「コーヒーの淹れ方」をご紹介します。この水出しコーヒーポットは、本体が耐熱ガラス、蓋、ストレーナー、ホルダーがステンレスでできています。ハリオのポットを選んだ理由は、プラスチックフリーのポットであるという点と、ストレーナーのメッシュが細かくて外に豆が出にくく使いやすい点、そしてお手入れがしやすいという点から選んでいます。
準備するもの
- コーヒー粉(深煎り、中細挽きがおすすめ)
- 水
- 水出しポット
\使ったのはこれ!【ハリオの水出しポット】/
水出しコーヒーの作り方
① ストレーナーに、コーヒー粉を入れる
水出しコーヒーポットのストレーナーに、コーヒー粉80gを入れます。だいたいストレーナーの7分目あたりまで入れると80gになります。
② ポットにストレーナーをセットする
水出しコーヒーポットにストレーナーをセットします。
③ 水を静かに注ぐ
水を回しながらコーヒー粉全体がむらなく湿るように、少しずつ水を注ぎます。水の量は約1150ml(8杯分)です。
④ 冷蔵庫で8時間寝かす
水出しコーヒーポットに蓋をして、冷蔵庫に8時間ほど入れておきます。(抽出時間は、好みで調整可。)
⑤ 冷蔵庫から取り出して、できあがり
水出しコーヒーポットを冷蔵庫から取り出して、コーヒーの残りかすが入ったストレーナーを外します。蓋をしたら、できあがりです!
コーヒーの残りかすの再利用方法
消臭剤
コーヒーかすは、活性炭以上の消臭効果があると言われています。使い終えたコーヒーかすは「天日干し」または「電子レンジ」でしっかり乾燥させてから、冷蔵庫やトイレ、クローゼットや靴箱などニオイが気になる場所に置いておきます。濡れたコーヒーかすは、カビやすいので使用するときは乾燥させた方が良いでしょう。コーヒーかすを空き瓶や小皿などに入れたり、布の袋にいれると使いやすいです。1〜2週間したら新しいものと交換します。
除草・雑草予防
コーヒーに含まれるカフェインとポリフェノールという成分が含まれています。2つの成分には雑草の育成を抑制する作用があるので、コーヒーかすには除草効果があるということになります。
いちど雑草を取り除いてから、毎日少しずつ雑草が生える箇所へ乾燥させたコーヒーかすを撒きます。すぐに効果を得られるわけではないので、継続的に土を混ぜるように撒いていきます。除草効果は、半年から1年と言われていて、コーヒかすが腐葉土などと発酵すると肥料になります。
まとめ
水出しコーヒーを今回ご紹介したようにポットで作る場合は、夜寝る前に作れば朝には出来上がっているので、朝食と一緒に水出しコーヒーを楽しめます。まろやかでやさしい口当たりなので、コーヒーの苦味が好きではないという方にも飲んでいただきたいコーヒーです。
すっきりとした味わいのコーヒーなので、夏に飲むのに適していると思います。たくさん作った水出しコーヒーを、マイボトルにいれて持ち歩いて、外で飲むと気持ちいいでしょう。
水出しコーヒー(コールドブリューコーヒー)はカフェでも楽しめますが、使い捨てをしない「水出しポット」や「ウォータードリッパー」の方法がおすすめです。暑い夏に飲みたくなる水出しコーヒーを、皆さんもぜひご自宅で作ってみてくださいね。
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