パタゴニアはアウトドア用品や衣料品を製造販売し、地球環境や労働者に配慮した商品づくりや活動に取り組んでいて、環境へ与える悪い影響をできるだけ抑えることや、自然保護、気候危機対策をおこなっています。パタゴニアの店舗に行くと、リサイクル素材からできた商品やPOPでそれが分かるようにディスプレイされていたりと、環境へ配慮した取り組みをしていることが一目でわかるようになっています。
今回はパタゴニアの環境に配慮した取り組みなどについてと、実際に購入したパタゴニアの商品をご紹介していきます!
Patagoniaのオーガニックコットン
1994年からオーガニックコットンの採用をスタートしました。オーガニックコットン製品を作るための繊維工場を見つけ出し、農家、紡績工場、編み工場、染色工場などと共に自社用コットンの開発に成功、1996年よりパタゴニアは100%オーガニックコットンへの切り替えに成功しています。その後は、リサイクルコットン、厳格なオーガニック認定条件を順守するコットン・イン・コンバージョン、最高水準のリジェネラティブ・オーガニック認証パイロットコットンを加えています。
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Patagoniaのフェアトレード
パタゴニアのウェットスーツや、フリース、その他衣類の一部は、Fair Trade Certified (フェアトレード・サーティファイド(認証))を得ています。フェアトレード・サーティファイド・プログラムは、パタゴニアがフェアトレード・サーティファイド製品1点ごとにプレミム(賞与)を支払い、その賞与の使いみちを労働者が決定するものです。
これまで「ヘルスケアプログラムやチャイルドケアセンターなどのコミュニティプロジェクトへの資金提供」、「ノートパソコンやストーブなどを購入するため」もしくは「現金でボーナスを受け取る」というように様々な形で賞与が使われています。
パタゴニアは、年々フェアトレード・サーティファイドの工場と製品数を拡大しています。購入したTシャツのタグにも、「フェアトレード・サーティファイド認証マーク」が記載されていました。
Worn Wear / 修理サービス
Worn Wear(古着、着用済みの服)についても取り組みをしています。パタゴニアでは、長持ちのする修理可能な高品質な製品をつくり、購入した製品の修理をできるだけ繰り返してもらうことで長期間着用してもらい、これ以上着る事が難しくなったパタゴニア製品をリサイクル回収し、新しい繊維や素材にしたり、リユースするなどをしています。
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製品の修理は、パタゴニアで修理技術者を雇用し修理を行っています。修理品は指定の場所へ送付するか、直営店へ持っていきます。ウェブサイトでは、各衣類の修理、洗濯、お手入れの方法を詳しく説明しているので、ガイドを見ながら自分で修理することもできます。
Worn Wear(古着、着用済みの服)を長期間修理をしながら着用すると、二酸化炭素の排出、廃棄物と製品を作るための水の使用量を減らす事ができます。(衣類を9ヶ月余分に着続けることで、炭素、水、廃棄物のフットプリントを20〜30%削減することができます。(WRAP, 2012))
パタゴニアの商品 / 購入したもの
<Patagonia 神田店と渋谷店>
基本的にアウトドアウェア中心のデザインで、シンプルなデザインとベーシックな色味の商品が多く、店内もあたたかいぬくもりを感じられるような雰囲気です。以下の3点を購入しました(2019年10月)。
- オーガニックコットン・フランネル100%シャツ(写真:右)
- オーガニックコットン長袖デイリー・ヘンリー(中央)
- オーガニックコットン・デイリーTシャツ(左)
<購入した商品>
それぞれの商品には「Organic Cottonタグ」と「商品説明のタグ」が付いていて、画像の通り、「Organic Cottonタグ(写真:左・右上、白色)」は、従来のコットン栽培はおこなわずに有機農法で栽培したことを表示し、「商品説明タグ(写真:右下、茶色)」では、購入した服のコーディネート方法や特徴など、商品に対して好感を持つひとつのポイントになるような説明が表示されています。
このタグを見ても、商品が大切に丁寧につくられた物だと感じることができます。
<商品についたタグ>
まとめ
パタゴニアの取り組みを見ると、地球環境に対して最善策を常に探し続け、それを常に実行に移しているように感じます。私たちのお買い物時も、資源を大切にするためにマイバック持参を推奨していました。
上記以外でも、パタゴニアは草の根環境保護活動によって環境保護グループの活動をサポートし、企業として建物や施設などの資源においても環境に与える影響を軽減するよう、建築廃棄物をリサイクル、FSC認証木材の使用、ソーラーパネルの設置など環境へ配慮しています。
私たちは、環境のことを考慮してパタゴニアで商品を購入することにしました。購入した衣類も、何年、何十年も着られるように、丁寧に扱い修理しながら長く付き合っていこうと思っています。
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