Klean Kanteen(クリーンカンティーン)は、BPAフリーのステンレス製ボトルです。私は、このクリーンカンティーンを購入してからずっと、外出するときにマイボトルとして持ち歩いています。今回は、耐久性に優れていて人体や環境の安全に配慮してつくられた「クリーンカンティーン」についてご紹介します。
Klean Kanteen / 使い捨て製品をなくす
Klean Kanteen(クリーンカンティーン)は、アメリカ・カリフォルニア州チコに本社を構える会社です。2004年に、ステンレス製BPAフリーの再利用可能なボトルの発売を始めています。
クリーンカンティーン製品の特徴
独自の塗装Klean Coat™が、安全で環境にやさしい
- Formulated for human and environmental health
Clean Production Action(非営利団体)の GreenScreen® For Safer Chemicalsという最先端技術を取り入れています。Klean Coat™の塗装は、安全性を数値化して、クリーンカンティーン独自で定めた高い基準を元に、人体や環境に悪影響を及ぼす成分を完全に排除した、安全で環境に優しい製品を作っています。
- 4X More durable to reduce impact through products that last
Klean Coat™は従来のカラーボトル塗装の4倍の耐久性を持っています。Klean Kanteenの製品は長持ちし、そして買った時の状態を長く持続させます。
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BPAフリー、体に無害な素材を使用
ボトルは全て18/8(食品工業用)ステンレス鋼の素材で出来ており、ガスケットとOリングは食品工業用シリコンです。スポーツキャップ、ループキャップ、カフェキャップはBPAを含まないポリプロピレン#5素材で作られており、フードキャニスターのフタの断熱材には、リサイクル素材を使用しています。
…ステンレスは、鉄を主成分にクロムやニッケル等を含有した合金のこと。18/8は、18が鉄に含まれるクローム含有率(18%)、8が鉄に含まれるニッケル含有率(8%)という意味です。18/8ステンレス鋼は、錆びにくく腐食に強いという特徴があります。
・BPA(ビスフェノールA)
…ビスフェノールAは、主にポリカーボネート、エポキシ樹脂と呼ばれるプラスチックの原料として使用される化学物質。食品容器の樹脂中に残留したビスフェノールAが溶け出し、食品へ移行した食品を摂取すると体内に取り込まれ、健康への悪影響(特に胎児や乳幼児に対する)があると懸念されています。
真空断熱構造、Climate Lock™
Climate Lock(真空断熱構造)は、64ozインスレートクラシックの場合、冷たい飲み物を最長100時間、温かい飲み物を最長30時間キープできます。ボトルは、ダブルウォールの真空断熱構造と、漏れ防止構造のキャップデザインによって優れた保温機能が可能となっています。Strong-as-Steel Guarantee™を掲げており、長期間使用できるボトルです。
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鋼のように頑丈な製品
使い捨て製品を減らすために、耐久性が保証された製品となっており、多くはリサイクル可能です。
B Corp(Bコーポレーション)の認定
クリーンカンティーンは、アメリカの民間認証で知られるB Corp(Bコーポレーション)の認定を受けています。B Corpとは、地球環境に対して配慮した持続可能なビジネスに非営利団体のB Labが与える認定で、社会的・環境的な説明責任・透明性について厳しい基準を満たしていることを証明するもの。
B Corpは、ビジネスの成功について再定義し、より包括的で持続可能な経済を構築するために、グローバルな文化の変化を加速させ、そして不平等の削減、貧困レベルの低下、健康的な環境、コミュニティの強化、および尊厳と目的を持ったより質の高い雇用の創出に取り組んでいます。ビジネスの力を活用することで、B Corpsは利益と成長をより大きな目的(従業員、コミュニティ、環境へ良い影響を与えるため)の手段として使用しています。
1% For The Planet メンバーとして寄付
クリーンカンティーンは、これまで1%フォー・ザ・プラネットメンバーとして270万ドル以上を野生組織の保護と復元に専念する環境団体に直接寄付しています。
1%フォー・ザ・プラネットは、2002年にパタゴニア社の創設者イヴォン・シュイナードと、ブルー・リボン・フライズ社オーナーのクレイグ・マシューズが設立した非営利団体です。パタゴニアのホームページでは、1%フォー・ザ・プラネットについて下記のように説明されています。
1%フォー・ザ・プラネットは、自然環境保護の必要性を理解する企業の同盟です。この同盟に参加する企業は、「ビジネスでの利益と損失は地球環境の健康状態にも直接関連する」ことを理解し、産業が与える社会的/環境的影響を懸念しています。
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1%フォー・ザ・プラネットのビジネスメンバーは、直接環境非営利団体に総売上の1%相当を寄付します。現在、1%フォー・ザ・プラネットには、45か国以上に2,000人以上のメンバーが参加し、これまで1%フォー・ザ・プラネットのネットワークを通じて、環境非営利団体のソリューションに2億ドル以上を寄付しています。
Klean Kanteen 洗い方とお手入れ方法
耐久性に優れているKlean Kanteenの製品は、きちんとメンテナンスをして使うことで長く使い続けることができます。食洗機対応のタイプもありますが、インスレートボトル、インスレートタンブラー、インスレートキャニスターは手洗いをお勧めしています。
Klean Kanteenのホームページでパーツごとのお手入れ方法を紹介していますので、ぜひ参考にされてください。
Klean Kanteenを生涯使うために:https://www.kleankanteen.jp/pages/care-use
まとめ
私は、クリーンカンティーンのボトルを購入してからずっと、毎日のように使っています。大きさやキャップによりますが、大体300〜400g程の重さがあるので、プラスチック製ボトルに比べると重みはありますが、BPAフリーでさらに保温・保冷効果が高いので、夏も冬も状態のいい飲み物を持ち運べることもあり、とても重宝しています。
クリーンカンティーンは、人や環境にやさしい製品作りに配慮しているだけではなく、ゴミを減らすためにイベントへ参加したりサービスを提供するなど、様々な取り組みを行っています。
2019年4月より、特定非営利活動法人地域環境デザイン研究所 ecotone(エコトーン)と協業し、クリーンカンティーン社製スチールカップの貸出しサービスをスタートさせ、ミーティングや展示会等のイベントでスチールカップを貸し出すことで、ペットボトルゴミなどを減らすことにつなげています。
また、MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL2019では、環境協賛ブランドとしてイベントに参加し、クリーンカンティーンのパイントカップ16ozをオフィシャルカップとして参加者に配布や販売をし、スタッフも含めてリユースカップとしてカップを使用してもらうことで、使い捨てコップゴミの大きな削減に貢献しています。
クリーンカンティーン製品を購入すると、日常的なペットボトルなどのゴミが減り、売上の一部が寄付につながるといったメリットがあります。マイボトルの購入を検討している方は、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
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