自分の年齢や体型の変化で”着られなくなった服”は寄付をしたり、フリマサイトで販売するなど再利用の方法を「着れなくなった服は、再利用しよう! リユース・リメイク・フリマ・寄付の方法をご紹介」でご紹介しました。
購入した服は、長く着続けることが理想です。しかし、年齢や体型の変化で、どうしても着続けることが難しくなった衣類、皆さんもお持ちではないでしょうか?私も、学生時代など十数年前に購入した服の中には、今の年齢の私が着るには丈が短い、色が派[…]
しかし、穴が空いたり破れてしまった服の再利用は、上記の方法では難しいです。
そこで考え出したのが「リメイク」。先日、まだ買って数回しか着ていない「赤いワンピース」に穴が空いてしまい、その生地を使ってトートバッグを作ることにしました。
トートバッグの作り方
私が参考にしたのは、アメリカに在住のDanaさんが運営するサイト「MADE EVERYDAY WITH DANA」で紹介しているトートバッグの作り方「REVERSIBLE, LINED, COLOR-BLOCKED TOTE」です。
準備するもの
まずは、生地を準備。
着れなくなってしまった服(余った生地、端切れ)があれば優先的に使用しましょう。
使用する布のサイズによって出来上がるバッグサイズが異なるので、
欲しいバッグのサイズを決めてから、生地を準備するのもいいかもしれません。
生地におすすめなのは、キャンバス生地など少し厚手のコットン。
裏表リバーシブルで縫製するので、2枚生地を合わせた状態で、お手持ちのミシンで縫える厚みが良いと思います。
私は写真の赤いワンピースと足りない生地に、貰い物の布と余り布を使用しました。
(画像▶︎穴の空いてしまった赤いワンピース)
作り方
1. 生地を裁断(好みのサイズでOK)
- バッグ本体(表2枚&裏2枚=計4枚)・・・30cm x 46cm
- バッグ底(表2枚&裏2枚=計4枚)・・・15cm x 46cm
- ハンドル(表2枚&裏2枚=計4枚)・・・6cm x 63.5cm
縫い代は上記にプラス1cmつけて裁断します。
2. 縫製
① ハンドルを縫う
ハンドルの布を中表に合わせて、両側を縫い代1cmで縫い合わせます。
縫い合わせたハンドルを表に返して、上から両サイド1cmのところをステッチします。
②バッグの本体を縫う
バッグ生地の「本体」と「底部分」をそれぞれ縫い合わせて、4枚の布にします。(ロックミシンまたは、かがり縫いで布端を始末しましょう。仕上がりが綺麗になり、生地がほつれにくくます。)
表と裏生地の計4枚のうち、2枚ずつ中表に合わせてサイドと底部分を縫います。
マチをつけたい方は、バッグの底端部分を三角に折り、好きなマチの長さを測ってミシンで直線に縫います。(私の作成したバッグは13cmのマチをつけています。)
③バッグの上側を縫う
バッグの上側を、それぞれ縫い代1cmにアイロンで折っておきます。出来上がった本体のバッグ1枚を表に返して、もう1枚の裏になったままのバッグ生地を重ねます。(この時に、きちんとリバーシブルになっていれば正しく重なっています。)
④バッグの上側とハンドルを縫う
バッグの上側を、縫い代1cmに裏側に織り込んで、1枚の生地をピンで止めていきます。
この時に、かならずハンドルを一緒に合わせましょう。(ハンドルの位置はお好みですが、私はバッグのサイドから8cmあたりの箇所につけました。)ハンドルは、バッグの中に5cm程入れ込んで縫いましょう。
バッグの上から5mmの箇所に、ステッチをして、ハンドルも一緒に縫います。(強度が欲しい時は、さらに5mm外側にステッチしましょう。)
⑤完成!
(画像▶︎ 完成したリバーシブルバッグ:赤い部分がワンピース生地)
(画像▶︎ 完成したリバーシブルバッグ:裏側はデニム生地)
感想
このリバーシブル・トートバッグは、直線でできた形なのでパターンがいらない為、2〜3時間という短時間で完成できました。(初心者のかたは、もしかしたら、もう少し時間がかかるかもしれませんが、初心者の方にもとても作りやすいバッグです!)
しかも、穴の空いたワンピースと残布(糸も購入済みのもの)を使用したので、「材料費は0円」。無料(タダ)で使い勝手のいいトートバッグが出来上がったので、とっても得した気持ちになりました。
”やわらかくて軽くてたくさん入る”ので、近所への買い物にはエコバッグを詰め込んで持ち歩き、散歩の時には携帯とお財布を入れて・・・様々なシーンで楽しみながら使用しています。
皆さんもぜひ、着れなくなってしまった服や、余り布を使ってご自身オリジナルバッグを作ってみてください!